6年前の昨日

6年前の7月20日、

お向かいの大徳寺保育園に通うお子さんやお母様を対象としたお茶会をしていました。

当時の書き込みには、

子供たちにホルン

今日のお茶会で店に飾ってるホルンを子供たちに試してもらった。

最初は遠巻きに見ていたがすぐに食いついた!

こどもはすぐに吹き方を見よう見まねでマスターしてしまう。

「こんなに集中している息子を見たことがない」 とはお母さんのことば。

少年よ、君は4歳にしてもう見つけてしまったのか!?

 子供達はしっかりお茶を飲んでいたし、上手にホルンを吹いていたことを思い出し、とても懐かしく思います。

今その子供たちは10歳。

ずいぶん大きくなっていることでしょう。

また、こんなお茶会もしたいのものです。

無農薬の抹茶について その3

2012年から4年が経過しました。

茶園の見た目のみすぼらしさは相変わらずですが、

収量は安定して少しずつ肥料の量も増やすことができるようになりました。通常の茶園と変わらないくらいに。

2016年5月の無農薬の茶畑

この頃になると海外でも抹茶というものが認知されるようになり、Matcha(マッチャ)という言葉も普通に使われるようになりました。

そうなると、海外のほとんどのお客様から無農薬の抹茶はないのか?というご質問が来るようになります。

そこで、一つの賭けに出ることにしました。
今まで煎茶を作っていた畑を碾茶にしてみることにしたのです。

碾茶は約1ヶ月陽の光を遮ることによって緑を濃くし、うま味を強くしますが、果たしてこの畑は1ヶ月の遮光に耐えられるのでしょうか。

続く

令和元年 新茶会 ご報告

新茶会

今日は店の喫茶はお休みにして⚡️

新茶会と称し☝️

皐盧庵茶舗に今年茶摘みに来ていただいた皆さま、

かつて茶摘みに来てくださった方々をお招きして茶会を開催しました✨

お茶は今年摘んでいただいた濃茶 新茶「壹福」を、

江戸千家お家元考案の和韻点て(わいんだて)で、

一碗ずつお出しし🌱

続いて新茶「胡蝶」を薄茶でお出ししました🍀

皆様のお蔭で大変和やかで楽しい会にしていただきました☀️

また来年もよろしくおねがいいたします🙏

無農薬の抹茶について その2

無農薬の抹茶ができるまで

現在、無農薬として栽培している畑は3つ。
そのうち一番期間の長いものが抹茶になる碾茶(てんちゃ)の畑です。

その畑を借り受けたのが2011年。
翌年の2012年は普通に摘み取りをしました。そしてその年から無農薬の畑にチャレンジすることにして一度株元までお茶の木を切り落とし、再生を試みたのです。

そこからはなかなか思うようにはいきませんでした。

枝や葉を刈り落とされ、おまけに無農薬にして虫に食われてしまうのですからうまく成長してくれません。

2年後にようやくそれなりの形になってきました。

2014年6月1日の無農薬栽培の畑の写真

ただ、肥料をたくさんやりたくても木に吸い上げる力がなく、少しの肥料も草にとられるばかりですぐに茶畑が草原になってしまう有様でした。

続く

無農薬の抹茶について その1

これから何回かに分けて無農薬で抹茶を生産するということについて書きたいと思います。

今回はよくある疑問について。あくまでこうろあん目線ですが。

1.無農薬の抹茶を作ることは難しい?
2.収量が減る?
3.無農薬の抹茶は美味しくない?

Q1.無農薬の抹茶を作ることは難しい?
栽培自体は難しくはありません。手間がかかるというだけです。
ただ、虫や病気が大発生した時にお茶の木が枯れる、1番茶が採れないというリスクはあります。

Q2.収量が減る?
無農薬にして5年ほどは通常の茶園の半分くらいに収量が落ちました。
6年を過ぎてからは8割程度まで回復し、今では多い年では120%くらいになる年もあります。

Q3.無農薬の抹茶は美味しくない?
うちの無農薬の茶園は通常の茶園よりもしっかりと肥培管理をしています。
菜種油かす、魚、肉など有機肥料のみを使ってうま味のあるお茶を作っています。
ずばり、美味しい無農薬の抹茶を作ることも可能です!


無農薬抹茶の畑