割ってしましました。
皐盧庵茶舗オリジナル鳥獣戯画抹茶碗。
開店の時に作っていただいたお気に入りの初号機だったのに…
割ったときは忙しかったのでさっと片付けましたが、
今頃になってじわじわと寂寥感が。
このまま捨てるにはもったいないというか忍びない。
こうなったら継ぐしかない!
漆と金で金継ぎをすることにしてこれから金継ぎを勉強します。

店主の思うままにつらつらと書きます。
お茶の淹れ方が難しい、うまく淹れられない。
こんなお話をよく耳にします。
正直なところ、毎回同じように美味しくお茶を淹れるということはお茶を生業にしている私でも難しいです。
お茶を淹れるというのは料理や習い事と同じで慣れ、学習、習得が必要です。
一つの例外はいい材料(お茶の葉)を手にいれることです。
これなら熱湯で淹れても美味しいはずです。
美味しいお茶を楽しんでいただくためにまずはお茶の保存についてお話ししましょう。
さてお茶は乾物ですので湿気を嫌います。
買ってきたときは密封され窒素や脱酸素材などが入っていますが開封すると空気中の湿気を吸います。
湿気を吸うとお茶は質が落ちていきます。
まずは保存に気を使い、密封を心がけることが大事です。
最近のお茶はアルミパックに入っていることが多いので使ったら空気を抜いてシーラーで圧着するのが一番です。
そして冷蔵庫で保存します。冷蔵庫は食品の香りの宝庫です。
お茶はその食品の香りを吸い込んでしまいますので、ジップロックのようなものに入れてしっかり封をするのがいいでしょう。
もちろん茶缶でもよいのですが、最近の茶缶はかしめているだけなのですき間から匂いや湿気を吸うかもしれませんので注意が必要です。
では冷凍庫は?
未開封であれば冷凍庫もよいでしょう。ただし、開封するときは常温に戻してからにしましょう。
冷凍庫もにおいがないわけではないので念のためジップロックに入れるのがよいでしょう。
まとめ
温度管理が大事(冷蔵庫保存が基本)
湿気は大敵 ジップロックまたはシーラー
におい移りに注意
最後に。
開封したら早めに飲みましょう。
3年前の日、皐盧庵茶舗は開店しました。
3年を通過することができましたこと、皆様に御礼申し上げます。
今日はすこし自慢をさせてください。
一、皐盧庵でお茶を飲んでいただいたお客様のほとんどが「また来ます!」と言ってくださいます。(これが一番の自慢です)
一、お茶会などで偶然一緒の席になったお客様同士が終わる頃にはとっても仲良くなっていたりします。(まさに一期一会)
一、皐盧庵のお茶の質は年々良くなっています!(少しだけお茶のことがわかってきたのかもしれません)
一、売上も年々上がっています。(最初が底だったので)
一、ご近所の方に何の店か認知してもらえるようになりました!
さて、
京都にお越しになった方に京都らしい体験をしていただきたい、農家が丹精込めて作った本物のお茶を楽しんでいただきたいとの思いから店を開けましたが開店当初はなかなか思うようにはいきませんでした。(今も決して順風にいっているわけではありませんが…)
1年目は1週間ずっとお客様が来ない日もありましたし、お客さまに来ていただくためにはもっと価格や敷居を低くして今風のカフェにするべきかとも考えました。
幸い私の不埒な揺れは揺れるたびごとに周りの皆様に一蹴され、3年目にしてようやくこれでいいと思えるようになりました。
おかげさまで今年はじめて大徳寺のお茶会でお茶を使っていただくこともできました。
多くの外国人のお客様にお茶を提供できる栄誉にも預かっています。
少しずつですが近所の方にもお茶をお買い求めいただくこともできるようになりました。
なにもかもすべてまだまだですが、3年の間に少しだけ前に進むことができました。
また新たな気持ちでスタートを切るためにのれんを新調しました。
今後とも皐盧庵茶舗をよろしくおねがいいたします。
個人的なお話で恐縮ですが、夏休みの旅行中に熊に遭遇しました。近所ではありませんので念のため。
遭遇したのはツキノワグマの親子でした。
旅館から露天風呂に行こうと外に出たところ2メートルほど先に熊が現れたのでした。
母熊も最初は小熊かと思うほどに小さく、小熊はぬいぐるみのように小さくてかわいかったのであまり恐怖は感じなかったのですが、タイミングが悪ければ大けがをしていたかもしれません。
畑では鹿、イノシシ、猿、たぬきには会うことはよくありますが、熊に出会ったことはありません。
ですのでいつも何気なく畑仕事をしていますが、機械を使わないときはラジオや音のなるものを用意しておいた方がよいのかもしれません。
こんにちは、店主です。
さて、現在茶房では夏のメニューの準備をしております。
あんみつ、抹茶わらび餅、そして抹茶と紅茶のソフトクリームなど。
もう少しだけお待ちいただきますようにお願いいたします。
さて、ここから本題。
茶房では現在音楽はかけていません。
開店当初は何か物足りない気がして音楽をかけたりしていた時期もありました。
今思えば自分の作るお茶に自信がなく、
音楽で補おうとしていたのかもしれません。
今では少しだけお茶に自信が持てるようになり、
お茶と店の雰囲気だけで十分だと思えるようになったのかもしれません。
でも雨の日が続くとたまに音楽などかけたりしています。
雨の音と音楽が重なって少し雰囲気が変わったりするのです。
明後日に開催予定の皐盧庵茶会。
すべてを話してしまうと楽しみが半減してしまうので少しだけ情報を。
お軸などのお道具は我が陶芸の師、泥舟先生の所蔵品からなにやら本阿弥某のものが出てくるとか。
茶碗は先生のもの、そして我ら紫野侘び茶陶芸研究所;通称CB会)の面々が今年作陶したものをお出しします。
お菓子もわが陶芸教室(紫野侘び茶陶芸研究所;通称CB会)の仲間である船屋秋月の坂井さんが特別なものを用意してくれるとか。(本人も当日おられるのでお菓子のお話をお伺いすることもできます)
お茶はもちろんこの日のために用意した特別な抹茶を当日の朝に挽きます。
名品は少ないかもしれません。
が、お茶屋がその場でお茶を用意し、お菓子屋がその場でお菓子を用意し、陶芸家と弟子たちが作陶た道具でお茶会をする。
お点前はもちろん先生を筆頭に作陶した面々です。
こんなお茶会なかなかお目にかかることはないと思うのですがいかがでしょうか。
お茶という飲み物、日本人にとってとても身近なものであると同時に詳しくは知られていないものでもあります。
お茶も茶道もまだまだ知らないことだらけですが、知らないからこそこれから知る喜びも大きいというもの。
知ったことの感動と、備忘録と、京都の季節の便りをお送りします。